久々にあった友人が調剤事務管理士の資格を取ったという話を聞きました。
すごく興味深く、どういうものかを調べてみると、調剤薬局で受付をする仕事をしている方が、調剤事務だということを知ります。
この業界のことを色々調べていくうちに、私もこの仕事がしたいと思い、転職を決意。そこから猛勉強の日々をスタートさせたのです。
合格率の傾向は60%前後。難易度としては比較的高い・・。
でも、その時働いていた職場がどうも合わず、転職のきっかけを探しているタイミングでもあったため、調剤事務管理士の資格取得から調剤薬局への転職を決意したのです。
資格を取るために始めたこと
この調剤事務の資格を取得するためには、学校に通うか、通信講座を受講するか。いずれかのパターンで知識を詰め込みながら受験に備える方法が王道です。
仕事をしていながらでは独学では効率が悪い。でも学校に通うという時間の余裕もなく、私は通信講座を受講して資格取得を目指すことにしました。
会社への通勤時間、仕事が休みの日を利用し、一生懸命勉強をした結果、無事に資格を取得することができたのです!
資格を取得できたことをきっかけに、勤めていた会社に「やりたい仕事があるので、その道に進みたい」ということを伝えて、退社をしたすることにしました。
無事に、転職成功・・・と思ったのです
そして会社を退職後すぐに、調剤事務として仕事ができるところを探す日々が始まります。
実務経験がないということで、見つけるのは難しかったのですが、なんとか、家から通える範囲のところで、転職先が有り、面接の結果、無事に採用してもらえることになりました。
希望していた職場に行けて、これからやりがいのある仕事ができると思い、とても気合を入れて仕事に取り組もうと思いました。
ですが、その気合は、働き始めて1週間もしないうちに、砕かれてしまうのです。
調剤事務管理士としてデビュー!でもその現場は・・
私が転職した会社は、大きな調剤薬局ではなく、街の小さな病院の横のある小さな調剤薬局です。
面接の際には「実務経験はないので、先輩にいろいろと教えてもらないながら成長していきたいです」と伝えていました。面接時には、そのように教えてくれるようなことを面接官の方も言ってくれました。
しかし、実際に働き出すと、その環境に驚いたのです。
私は、最初に契約社員という形で入社をしたのですが、てっきり、正社員の方、もしくは私と同じ契約社員の先輩が居るものだと思っていたのです。
入社後分かったことですが、私以外の調剤事務の方は、パートさんだったのです。とはいえ、長年働いているたいるので、私よりはるかに知識が豊富なはず。
でも、パートという雇用形態からか、今一つ何を聞いても回答の内容が薄く、教える言葉一つとっても熱が入っていない適当感。早く帰りたいオーラ全開・・。
教える気がない?
私との相性が悪い?
結果、しっかり教えてくれる人がいない職場に入ってしまったのです。色々この世界に入って経験豊かな方のアドバイスを頂きながら仕事に取り組みたかった私にとって誤算な職場環境でした。
他店舗の同期入社スタッフさんの話を聞いてみると、先輩となる人が複数人いて、その人に色々教えてもらえるそうなのです。私は、もっと入社前に店舗のことを確認するべきだと後悔したのです。
指導してくださる先輩・上司がすぐ近くにいることがどれだ幸せなことか。どの仕事や職場も同様のことが言えるでしょうが、特に調剤事務管理士の仕事はこの部分すごく重要だと感じました。
教訓:調剤事務管理士への転職時に気を付けたいこと
私の転職の失敗は、事前の調査が不十分だったということです。
家から通える範囲で仕事が見つかったという喜びから、その店舗がどういう状況かというのを面接の時に確認する必要があったのだと思います。
具体的にどうすべきだったかと言いますと。
1:事前に働く店舗見学は100%すべき
私は、実は、面接を受けたのが、実際に勤務するのとは他店舗での面接でした。
どうして、家の近所の店舗ではなく、少し離れた店舗での面接だったかというと、私が勤務することになっていた店舗は狭くて、面接する場所がないからという理由でした。
特にその時は気にしていなくて、大きな店舗での面接で私は浮かれてしまっていたのです。
ですが、実際に勤務をし始めると、私が働き出した店舗は、本当に狭く、休憩するための場所は、人一人が入ったらいっぱいの空間で、机は、折りたたみテーブルを使う際に広げるというものでした。
もしも、この環境を見ていれば、私はこの職場での仕事を少し考え直していたかもしれません。
2、面接時には、働き始めてからのスケジュール確認は必須
実際に勤務をし始めてから、2週間ほど経った時に、一人で仕事をするように言われ、受付業務をすることになりました。
私は実務経験がないと面接時に伝えてはいたので、もっとじっくりと仕事を教えてもらえると思っていたのですが、実際に働き出すと、そのようなことは考慮されていませんでした。
面接時には、どのくらい研修期間を設けてくれるのか、どのように指導をしてもらえるのかということを明確にし、働き始めてからの不安を取り除けるようにしておけばよかったと後悔しています。
希望を持って転職をしたのに、「失敗したな」と後悔してしまうことも転職には付きものではることは重々承知です。
調剤事務管理士という仕事は、色々分からないこと、聞きたいことが山ほど出てくる仕事です。
転職後間もない日々はなおさら頼れるアドバイザー的な社員さんが隣にいてくれることがどれだけ心強いか、身に染みています。
調剤事務管理士の資格を取り、いざ就職・転職が決まり現場へという際は、これから働くであろう職場環境をとことん納得するまで情報収集するとよいですよ!
コメントを残す