今の時代は、グローバル社会と呼ばれており、世界で活躍する日本人も増えてきました。
それは野球選手やサッカー選手など、プロスポーツ選手同様、一般の人たちであっても同じことが言えます。
こうして、世界で活躍する日本人が増えてきたということは、海外在住の日本人が増していることを意味します。
その中でも、世界で日本人が多く住む国“アメリカ”で生活している人達は、家を購入したいと検討している人も少なくないでしょう。
私もその1人で、念願のマイホームをアメリカで手に入れましたが、この家購入による失敗談をご紹介したいと思います。
学区の良さは第1に考えるべき
アメリカに住み始めて、日本という国は世界的にとても珍しい国だと日々感じます。
それは色々な面からいえることですが、その中の1つに、公立の学校(義務教育である小中学校)のレベルは、すべて等しく、それぞれの学区に差がないということです。
これは、世界的に見ても素晴らしいことで、他の国では場所により、小学校でもレベルが異なるのです。
アメリカもこの傾向を如実に感じます。
例えば、Aという町は学校のスコアが10点満点中10です。しかし、そのお隣の学区は、10点満点中5というものもあれば、1や2という最低レベルのものもあります。
もちろん、このスコアが高ければ高いほど良いのですが、私達もそれを見越したうえで家を購入しようと思って、いい家を見つけました。
ところが、家が買えることが決まったと同時に、知らされていた学区(良い学区)ではないことがわかりました。
どうしようかと考えました。
かなり家が気に入りましたし、本当の学区も小学校までは良いレベルなので、上の子が12歳になるまでにまた家を買い替えるか、越境申請を出せばいいと思ったのです。
ところが、越境は人気エリアになればなるほどできにくくなります。
そして、アメリカでは家の売り手市場であり、買うとなると、キャッシュ購入の人が優先される感じなので、家を買い替えるのもとても難しいのです。
ですから、最初から良い学区に家を購入すればよかったと、後悔しました。
家から会社までが遠くてストレス
私達が住んでいる場所は、郊外にあります。でも、どうしてもこの辺りの雰囲気が気に入ってしまったので、家をこの辺りで買うということはずっと考えていたのです。
しかし、アメリカは車社会で、とにかく毎日通勤帰宅ラッシュの時には、必ず渋滞があり、最近では、昔よりもそれが悪化しています。
私はまだよいのですが、主人は、通常、フリーウェイを使って25分で会社に行けます。「通常」は。
ところが、この渋滞に必ずハマるので、朝は早くいくので問題ないですが、帰りは必ず1時間以上かかるので、イライラも疲れもたまります。
私も、主人が早く戻ってきて欲しい時にそういう状態になると、とてもイライラして子育てにも影響が出るので、この面でも失敗したと思いました。
知人とも会いづらくなる
私の知り合いも、主人の知り合いも、基本的には都心部に住んでいます。
都心部というのは、主に西側に住んでいる人で、東に行けば行くほど郊外になり、私たちは東側に暮らしています。
知り合いに何か誘われることもよくあるのですが、その際には、西側に行きます。ところが、大体それに誘われるのは土曜日です。
土曜日というのは、会社は基本的になくても、人は移動するので、渋滞にはまります。
ですので、通常20分で行ける場所に1時間ほどかかることもありますし、帰りもそうなることがあるので、「今日は渋滞がすごい日だからやめようよ」なんていうことになるのです。
こうなってくると、どんどん知人とも会う機会が減ります。
私に関していえば、知り合いがすべて、車で渋滞なしでも40分くらいかかる場所にいるので、もう友達と会いたいという感情すらなくなってしまいました。
これは、家族でしか過ごさなくなるか、地元の人と触れ合うくらいしか人とのコミュニケーションを図らなくなるということ。
人付き合いが疎遠になり、これもまたイライラの原因となるのです。
【教訓】アメリカでマイホーム購入した経験から学んだこと
こお子さんがいる方は、アメリカで家を見つける際には、特に、学区にこだわった家探しをすることです。
ちなみに、学区が良い場所というのは、家の値段は上がる一方なので、売る際にもメリットとなります(購入時ももちろん高値になりますが)。
そうすることで、安心した教育を子供たちに受けさせてあげられますし、こういった場所は治安も良いので、安心して生活できます。
さらに、郊外は確かに自然があり、大きくて新しい家を購入することができますが、渋滞を始めとしたストレスも日々あります。
ですので、こういった問題を得ないためにも、自分の行動範囲に合わせた家を購入するのが1番だということです。
もしくは、ある程度購入したいエリアを決めた上で、生活の拠点をその都市や街に合わせていくことで、ストレスを抱えない心地よい生活ができるはずです。
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